害鳥・害獣まめ知識
イタチ(鼬)について
●イタチとは
イタチ(鼬、鼬鼠)は、ネコ目イタチ科イタチ属に分類される哺乳類の総称である。日本では、在来種であるニホンイタチと外来種のチョウセンイタチのことを指す。その他、イタチ属としてキタイイズナ、ニホンイイズナ、エゾオコジョ、ホンドオコジョ等がいる。(近年、チョウセンイタチが都市部にも増加している。)胴長短足で細長い体型をしている。オスとメスでは体長、体重が大きく異なる。(イタチ類は、オスに比べてメスは極端に小柄である。)チョウセンイタチは、ニホンイタチよりも一回り大きい体格である。
●イタチの特徴
- 小柄な体格ながら、しなやかで細長い胴体を持ち、非常に素早く、凶暴な肉食獣で、泳ぐこともできる。
- 垂直の壁を登ることができる。
- 食性は雑食性で、動物性のものを好み、ニワトリやネズミ、ウサギなどの動物食の他、柿などの果実を食べます。
- 床下や天井裏に棲み着き、繁殖する。
- 3cmほどの隙間を抜けることができる。泳ぐこともできる。
- 繁殖時期は春。
- イタチを補食する天敵は、ワシ(鷲)、タカ(鷹)、フクロウ(梟)といった猛禽類と、キツネである。
●イタチによる被害
- 天井裏を走り回って騒音を出す。断熱材を破り巣を作る。糞や尿のによる悪臭、シミなど。(糞尿が残っていると、縄張りと認識して何度も侵入を試みる。)
- 生ゴミを漁り散らかす。屋内に侵入し食品を荒らす。家畜、ペットを食べたりする。